職務経歴書の充実のため転職エージェントを利用せよ
転職活動を始めたら、先ずは転職エージェントに何社か登録し、職務経歴書の充実を図るのが定石です。
あなたの本音を聞かせてください。
転職エージェントについての知識は得た。
転職支援を受けると、転職活動を格段に有利に進むことも解った。
でも何だかピンと来ない。
どうでしょうか。図星ではないでしょうか。
初めてのことはなかなか想像することが難しいでしょう。
転職エージェントに登録してからの流れが分かっても、「ふむ、そんなものか」くらいにしか感じられないでしょう。
もっと具体的にイメージを膨らませて行きます。
面接と面談は異なる
転職エージェントで面談と言うと、求人企業に面接に行くことと同じように想像するかもしれません。
面談は、転職コンサルタントとあなたとがタッグを組むために行う作戦会議です。
一方、求人企業の面接は、作戦会議の結果を受けての真剣勝負の場ですから、緊迫感が違います。
転職コンサルタントとの面談
面談では、ざっくばらんに話すことで、あなたの人となりを知ってもらいましょう。
転職コンサルタントがあなたを応募する求人企業の採用担当に売り込めるだけの材料を提供します。
つまり、転職エージェントがあなたを効果的に売り込むための打ち合わせです。
少し背伸びしたくらいが丁度良い
転職コンサルタントは、あなたが少なくとも等身大以上の評価を受けられるようにお手伝いしてくれます。
採用担当は八掛けで見ますから、下駄を履いたくらいが丁度良いのです。
プレゼンテーションについてのアドバイス
転職コンサルタントは、あなたの職務経歴の説明で、不十分な点が有れば、どう表現を変えればよいかアドバイスします。
特に、職務経歴書では、誤解されやすい表現を指摘し、書き直す助けをしてくれたり、理解しにくい部分を指摘し、加筆訂正する助けをしてくれたりします。
転職理由や退職理由(離職理由)は特にデリケートな部分ですから、転職コンサルタントは特に気を遣って見てくれます。
職務経歴書の完成度合いで面談の内容は変化
事前に用意した職務経歴書の完成度合いで、面談の展開は変わってきますが、面談の目的は同じです。
一読しただけで、容易に分かる水準まで職務経歴書が仕上がっていれば、幾つかの不明点の質問を受け、転職希望やキャリアプランの話になっていくでしょう。
ところが、職務経歴書が未だ不十分な状態に有れば、職務経歴の確認作業に時間を費やすことになります。
転職活動初期は職務経歴書の仕上げに専心
面談では、持ち時間がある程度限られているので、職務経歴書は仕上がっているに越したことはないのですが、職務経歴書を仕上げることも面談の目的の一つなので、先ずは職務経歴書の完成に集中しましょう。
業務の経験量や経験年数などにもよりますが、転職エージェントとの面談を何回か経て、職務経歴書の水準は上がって行きます。
面談で職務経歴書は完成するも更に向上余地
転職コンサルタントと面談すれば、職務経歴書は一応の完成を見るのですが、何人かの転職コンサルタントとの面談を経ると、確実に職務経歴書の質は向上するのです。
文書作成の仕事をしたことがあると解り易いのですが、叩き台の質的水準が高ければ、完成させたときの仕上がり水準は一層高くなるのです。
初めに転職エージェントにまとめて登録する理由
そこで、面談を経て完成させた職務経歴書をもう一度他の転職コンサルタントと揉み直すと、更に見違えるのです。
初期の段階で、転職エージェントに何社も登録し、面談に行くことを勧めるのはこのためです。
面談は、何度もするものではないので、新しい転職エージェントに登録することで、何回もの面談を重ね、職務経歴書を磨き上げて行きます。
あなたの財産-完成度の上がった職務経歴書
一二度、面談を経験し、転職コンサルタントに職務経歴書の気付いたところを指摘してもらい修正します。すると職務経歴書が格段にレベルアップしたことが分ります。
完成度の上がった職務経歴書だけをとって見ても転職エージェントに登録して良かったと思うことは間違いありません。